デントリペアの大きな特徴

鈑金塗装をご存じでも、デントリペアはご存じでない方もいらっしゃると思います。デントリペアには大きな特徴があります。デントリペアの特徴を押さえておくと、快適なカーライフを送る上でも、自動車事業のスタートや拡張にも大いに役立つはずです。

デントリペアの得意不得意

デントリペア向き不向き浅い凹みの修理技術として発展してきたデントリペア。デントリペアの得意不得意を押さえることは、デントリペアの特徴を捉えることにもなります。デントリペアの得意不得意を考える上では、鈑金の大きな伸びや、塗装の割れ、剥がれが見られない比較的軽度の凹みであることが前提(施工可能条件)となります。

デントリペアが得意とするものは、ドア・ボンネット・フェンダーなどそれぞれのパネルの中でも、工具が届きやすく作業をスムーズに進行させやすい部分で、一見、内張りやカバーが取り付けられていて工具が入らないと思われる場所でもそれらを外し作業ができることも多くあります。

デントリペアが工具を駆使する技術であるという点を踏まえると、工具を当てることが難しい箇所の施工は不得意で、パネルの縁や複数枚のパネルの重なっているボディの中でも角に近い場所やパネルの補強がされている場所などがそれにあり、技術者でなくては作業の可否の判断が難しい分、ほとんどの技術者が無料で見積もりを行っています。

現行事業と合わせた宣伝が可能

デントリペアの技術一つで事業展開をするためには、極めて高度な技術を習得し、様々なケースに対応していくことが不可欠ですが、練習さえすれば比較的誰にでも身につけられるレベルのリペアには、日常的に目にする凹みも多く存在し、ひじょうに内製化にも向いているといえます。また、デントリペアには、自動車販売・整備・鈑金塗装・カーディティーリング・用品販売・ガソリンスタンドなど、自動車業界関係内の様々な場面で関連付けて販促出来る高い汎用性があります。このようなことから、デントリペアは、現行事業にプラスして技術提供することをおすすめします。

表面の出っ張りにも対応

車表面修理車体の素材は凹みを生じるだけではなく、出っ張りを生じることがあります。基本的に、車体は外側から限度の超える力が加わると凹みが出来ますが、凹みに変形する時の反動で砂場や水面の波紋のように凹みの周りに出っ張りが生じることがあります。

また、工具や部品を置き忘れたままボンネットを閉めてしまった、トランクに入れた荷物が内側に強く当たってしまったなど、車体が内側から強い衝撃を受けると、出っ張りが生じることがあります。このように出っ張りが生じた場合も、デントリペアで修理が可能なケースもあります。