デントリペアの歴史について

デントリペアがどのように生まれ、発展を遂げたのか理解していると、デントリペア技術を学ぶのがより楽しくなると思います。デントリペア教室で受講を始める前に、デントリペアの歴史に触れてみましょう。

デントリペアの始まり

デントリペア歴史デントリペアは、1940年代にドイツのメルセデスベンツの新車組み立て工場で用いられたことが始まりだと言われています。新車を製造する過程で生じてしまったわずかな凹みを直すために生み出されました。塗装にダメージを与えることなく、凹みを元通りにすることが出来るため、クルマを補修塗装する手間が省けます。わずかな凹みに対して理想的な修理方法として確立し、広がっていきました。

デントリペアの発展、普及

ドイツで発祥したデントリペアは、その後アメリカやカナダなどの北米に広まっていきました。1970年代後半には、アメリカ中西部のボディショップなどで採用されるようになりました。アメリカは、雹による被害で自動車の凹み修理需要が高かったこともあり、デントリペア技術が活躍しました。デントリペア技術や用いられるツールの認知度は一気に高まり、1980年代に飛躍的に発展しました。

北米は、デントリペア技術が進んでおり、その技術を利用する自動車ユーザーが多いことで有名です。北米では、クルマに凹みが出来たら「鈑金塗装に出す前に、デントリペアで対応してもらえるかどうか見てもらう」というのが、一般自動車ユーザーが取る行動として定着しているとも言われています。ツールメーカーの種類の豊富さ、品質の高さ、技術の普及具合などトータルで考えても、北米はデントリペアが最も進んでいる地域だと言えます。

日本におけるデントリペア

日本でのデントリペアの歴史は浅く、1990年前後にようやく技術が用いられるようになりました。デントリペア教室が増え、自動車関連のイベントでブースを構え、デモンストレーションが行われるようなこともあります。自動車販売や修理業界では一般化しつつありますが、雹被害が少ないこともあり、欧米と比較すると未だ浸透しているとは言えません。

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