デントリペアの専用ツールと特殊手法

デントリペアツール

デントリペアの難しさは、凹みの大きさや深さだけでなく凹みの場所や様々なコンディションに大きく左右されるところにあると言えます。そのため、状況に応じて様々なツールを駆使出来る力を身につけておくことは、デントリペアで確かな技術を提供するためにとても大切であるとともに、デントリペアの面白さを感じることが出来るポイントとも言えます。次ではツールやその手法のごく一部をご紹介していますので、デントリペアテクニカルスクールで受講を始めたいという方はぜひ、ご参考ください。

デントリペアのツール

デントリペアツールデントリペアのツールには様々な種類があり、その種類は細かいものや周辺のものまで入れると、数千種類とも言われています。車種やドアなどの内側の構造、凹みの箇所に合わせて、最適なツールを利用します。

▼ デントツール
デントリペアに携わったことがない方が一見するとただの棒に見えますが、デントリペアを行う上で欠かせないツールです。様々な長さ、形、先端部の角度など微妙な違いがあります。凹みの箇所に応じて最適なツールを選択することで多様な凹みに対応することが出来ます。デントツールの保有数は職人によって異なり、多い人だと100本以上保有していることもあります。

▼ ポンチ、ハンマー
「デントリペア=凹みを裏側から押して修理するもの」と認識している方は多いと思います。ただ、職人さんが現場で活躍していると、裏から押すだけでは修正出来ない凹みに遭遇することもあります。突きの技術だけでは対応出来ない凹みは、叩きの技術で修正を図る必要があります。ポンチ、ハンマーは、叩きの技術に用いられるツールです。ポンチ、ハンマーには様々な形状、材質があり、職人さんによって扱う種類は異なります。

▼ 作業用ライト
凹みの存在を確認しながら作業を進めていく上で欠かせないのがデントリペア専用ライトです。ライトを使いこなせば、わずかなボディラインの乱れを確認しながら徐々に修正していくことが出来るため、精度の高いリペアを実現することが可能です。作業用ライトにはショップライトとモバイルライトがあり、モバイルライトはショップライトよりもコンパクトサイズのライトです。ショップライトは、ルーフ部分のリペアにも対応出来るよう、高さや角度が調整出来るようになっています。

デントリペア職人の中には、作業しやすいようにライトに工夫を施している人もいます。プロがプロ専用の道具を使い、ノウハウを駆使して作業を行うことが仕上がりの良し悪しを左右するのは勿論、デントリペアに最適な環境を整えるライトは、リペアの精度を高めるのに役立っています。

凹み箇所までツールが届かない時には

デントリペアは、通常凹み箇所裏側にツールを当てて行いますが、凹み箇所にツールが届かない場合に用いられるのがプーリングと呼ばれる手法で、プーリングツールを使って凹みを表面から引っ張ることで修復します。凹み箇所周辺が構造上、施工が出来ない時などに便利な技術です。

デントリペアスクールで技術を身につけたいとお考えでしたら、ぜひ当スクールをご利用ください。当スクールでは短期講習を軸として、受講される方に合わせ、ローコストかつほぼマンツーマンで知識だけでなく実践力も同時に身につけていただける様、ご提案をさせていただいております。また、無料体験(要予約)も随時受け付けております。