デントリペアと鈑金塗装の違い
近年ではデントリペアの取り次ぎ窓口や内製化をされる自動車業界関係業者様などが増え、修理の際のデントリペアに関する簡単なご説明では“凹みを直す”という観点から、技術的な面は一括りにご理解され、混同されている方も多いのではないでしょうか。しかし、デントリペアと鈑金塗装では全く違った技術でクルマを修理しています。こちらでは、両者の違いについて簡単に紹介しておりますので、ご参考ください。
鈑金塗装の作業工程
キズのない凹みの修理を行う場合でも、鈑金塗装の場合、まず塗装を剥がす作業から始め、パテが定着しやすいように丁寧に下地処理をした後にパテを塗り、丁寧にヤスリがけをして凹凸を無くします。 それから塗装の下地となるサフェーサーという塗料を吹きかけ、修理箇所周辺や隣り合うパネルとの色合いや塗装肌の調整のために必要に応じ、ドアの修理なら凹み部分だけでなくドア全体に吹きかけ、さらに必要であれば両サイドのパネルにも吹きかけます。修理箇所周辺や隣り合うパネルとの色合いや塗装肌の調整のために、ドアの修理なら凹み部分だけでなくドア全体に吹きかけ、さらに必要であれば両サイドのパネルにも吹きかけます。
デントリペアの作業工程
凹み部分を確認したら、専用のツールを使用し凹みを裏側から押し出したり、構造上凹みの裏側にツールが入らない場合などは表面から凹みを引き出す道具を使い、塗装を剥がさずに修理します。いずれの場合もポンチやハンマー使い、様々な場面で発生する塗装面の微妙な高低差を調整しながら仕上げます。鈑金塗装が数日必要なのに対し、デントリペアなら30分から数時間程度で修理が完了します。 また、鈑金塗装は小さな凹み修理でも、技術料の他に塗装や養生などで様々な材料も必要となるため、材料費や工程が増える分、料金が高額になります。デントリペアは、基本的に技術料のみとなっていますので、費用が安く抑えられ、さらにデントリペア教室に通えば技術を身につけることも可能です。
デントリペアは習得しやすい
デントリペアが簡単な技術だということではありません。それどころか技術そのものはある程度の技量を手に入れようと思えば、他の職人技術同様に大変難しいものです。その反面、材料などをほとんど使わずに修理する技術であることから、仕上がりまでの作業工程が大変シンプルなだけでなく大きな設備も必要としません。
そのため、練習さえすれば比較的どなたにでも身につけられるレベルのリペアに関しては短期講習などでも習得がしやすいという一面も持っていて、リペアに挑戦してみたいとお考えになる方にとっても弊社のデントリペア教室はおすすめです。
デントリペアスクールで技術を身につけたいとお考えでしたら、ぜひ当スクールをご利用ください。当スクールでは短期講習を軸として、受講される方に合わせ、ローコストかつほぼマンツーマンで知識だけでなく実践力も同時に身につけていただける様、ご提案をさせていただいております。また、無料体験(要予約)も随時受け付けております。